エントリー校:旧学区TOP校の変遷 (東大)

■1980年代、90年代 エントリー校(旧学区TOP校)の実態

 
■壊滅仮説 エントリー校の激減で「壊滅」イメージ形成?(1980年代、90年代の記憶)
  • 現在の保護者(40歳代前後)は大学受験のころ、1980年代や90年代の東大合格数の合格情報のみを漠然と記憶している。
  • 自分の子どもが受験する時期である2020年頃に母校(旧学区TOP校)の合格実績が、自分の記憶と比較して「壊滅的」に減少しているとを認識。
  • 下の表から、東大合格数が大幅に減ったエントリー校は神奈川が最も多い。(他県は、減る余地があったエントリー校自体が神奈川比で少ない)
  • これが、神奈川公立進学校が壊滅状態という、ふわっとしたイメージ形成の実態かもしれない。

 

■1980年代以降のエントリー校(旧学区TOP校)

  • 1980年代の旧学区TOP校の実績が最も良かったのは神奈川。
  • 神奈川のエントリー校は、1980年代以降大幅な減少傾向が続いた。(壊滅化?)
  • 1980年代、他都県の旧学区TOP校は神奈川に大きく劣っていた。
  • 他県エントリー校は、東大合格数に関して大幅減少する余地が少なかった。
  • 結果、東大合格数が「大幅に減少したエントリー校」は少ない。

 

■リストアップした進学重点校とエントリー校
  • 神奈川 進2校+エ7校=計9校
  • 東京  進4校+エ0校=計4校
  • 埼玉  進3校+エ1校=計4校
  • 千葉  進2校+エ1校=計2校
  • リストアップした高校数(壊滅仮説対象校)は、神奈川が最も多い。
  • 東京はエントリ校がリストアップされなかった。10年早く壊滅状態に突入?

※高校の区分

■東大合格数30人以上エントリー校など(人/10年)

以下の数値は東大合格数(東大+0.5京大合格数では無い)

神奈川 80年代 90年代 00年代 10年代
★厚木 163 97▲ 51▲ 26▲
★柏陽 044 64 34▲ 41
光陵 117 69▲ 17▲ 04▲
平塚江南 104 46▲ 32▲ 09▲
横須賀 101 63▲ 19▲ 07▲
緑ヶ丘 061 65 22▲ 06▲
希望丘 041 26▲ 09▲ 06▲
多摩 041 23▲ 09▲ 10
 小田原  030 30 17▲ 07▲

※いずれかの10年間で、東大合格数30名以上を記録した高校(公立TOP校除く)

※1980年代は1980~1989  2010年代は2010~2019

※★は進学重点校 無印がエントリー校

壊滅仮説対象校は7校

 

東京 80年代 90年代 00年代 10年代
★戸山 324 184▲ 060▲ 87
★青山 219 054▲ 010▲ 38
★立川 162 049▲ 010▲ 25
★八王子東 041 125 105▲ 55▲

壊滅仮説対象校は0校

 

埼玉 80年代 90年代 00年代 10年代
★川越 129 103▲ 71▲ 042▲
★春日部 053 046▲ 43▲ 027▲
 ★大宮  009 023 44 122
 熊谷  094 053▲ 14▲ 012▲

壊滅仮説対象校は1校

 

千葉 80年代 90年代 00年代 10年代
東葛飾高 132 188 87▲ 35▲
★千葉東 030 31 12▲ 19
長生 026 36 14▲ 13▲

壊滅仮説対象校は1校

 

中高一貫校化した都立高校

東京中 80年代 90年代 00年代 10年代
 小石川  137 70▲ 40▲  
富士高校 162 18▲ 02▲  
両国高校 092 61▲ 40▲  
武蔵高校 044 55▲ 23▲  
白鴎高校 040 23▲ 06▲