難進力% 公立進学校分布 一都三県 (約200校 神奈川中心)2019-22
難関大進学力%を4%毎に区分して、
都県の公立進学校がどの様に分布しているのかを
具体的な校名で整理します。
■8~20%校数 神奈川公立が壊滅の根拠の数値発見!?
■進学校は立地に大きく左右されている(競合校)
■一都三県:都県別 公立進学高校数 (難関大進学力%の4%未満は参考)
■難進力% 20%超 【公立TOP高校】
公立 | 神奈川 | 東京 | 埼玉 | 千葉 | 総計 |
---|---|---|---|---|---|
SSS:40%超 | |||||
SS:32-40% | 日比谷 | 1校 (北野) | |||
S:28-32% | (旭丘) | ||||
A:24-28% | 翠嵐 | 西高 | 浦和男 | 3校 | |
B:20-24% | 湘南 | 国立 | (千葉中) | 2校 | |
20%以上計 | 計2校 | 計3校 | 計1校 | 計0校+1校? | 計6校 |
■難進力% 8~12% 【公立TOP高校】&【公立進学重点校】
公立 | 神奈川 | 東京 | 埼玉 | 千葉 | 総計 |
---|---|---|---|---|---|
C:18-20% | ◇ |
◇ 戸山 |
◇ |
船橋 ◇ |
◇ 2校◇ |
D:12-14% | ◇ 柏陽 |
青山 ◇ |
大宮 ◇ |
◇ |
3校 ◇◇ |
12-20%計 | 計1校 | 計2校 | 計1校 | 計1校 | 計5校 |
◇:12~20%は公立高校が少ない。中高一貫校との競合のためか?
- 全国的には、各都道府県の公立TOP高校は18%前後
- 壊滅していない公立TOP高校は18%以上?
- 神奈川県では翠嵐・湘南以外は、18%未満なので壊滅??
■難進力% 4~12% 【公立進学重点校】&【エントリ校上位・中位】
公立 | 神奈川 | 東京 | 埼玉 | 千葉 | 総計 |
---|---|---|---|---|---|
E:10-12% | 厚木 | 立川 八王東 | 川越男 浦和女 | (東葛飾) | 5校 |
E:8-10% | 川和 YSF※ | 新宿 小山台 | 春日男 | 千葉東 | 6校 |
F:6-8% 上位 |
多摩 緑ヶ丘 県相 小田原 横須賀 |
駒場 国分寺 竹早 |
|
佐倉高 |
9校 |
F:4-6% 中位 |
鎌倉 平江南 光陵 希望丘 大和 金沢 横国際 |
町田 小松川 三田 武蔵北 北園 小金北 豊多摩 都国際 |
熊谷 越谷北 所沢北 蕨 不動岡 川越女 |
小金 木更津 長生 市千葉 柏 |
26校 |
4-8%計 | 計15校→14校? | 計15校 | 計9校 | 計7校 | 計46校 |
難進力4%以上の公立進学校は、ほぼ全ての高校を掲載できたと考えている。
- 各都県の進学重点校は,概ね、難進力8%超の高校である。
- 8%超の場合、五帝早慶迄の現浪進学率が2割程度は必要。
- 「進学校」とは難進力8%以上?
- 「進学校」とは難進力6%以上?
- 「進学校」とは難進力4%以上?
■公立王国、千葉?
■8~20%校数 / 8%まで累積
神奈川公立が壊滅の根拠となる数値発見!?
神奈川 4校/計6校 → 3校/5校 ※2023以降は、YSFが中高一貫となる
東京 6校/計9校
埼玉 4校/計5校
千葉 2校/計2校 → 3校/4校 ※高校募集もある東葛飾や千葉中を加算
- YSFが2023年度より中高一貫となり、神奈川は埼玉を下回る
- 千葉に、東葛飾や千葉中を加算した場合、人口比で千葉を下回る??
- 難関進学力8%以上公立高校数で壊滅判定するなら、2023以降の神奈川公立は壊滅状態??
■難進力% 1~4% 【エントリ校下位】
公立 | 神奈川 | 東京 | 埼玉 | 千葉 | 総計 |
---|---|---|---|---|---|
G:2-4% 下位 |
平沼 茅北陵 桜丘 神奈総 |
上野 墨田川 城東 調布北 多摩科 |
浦和西 |
成東 薬園台 佐原 船橋東 |
14校 |
G:1-2% | 春日女 熊谷女 | 安房 幕張総 | 4校 | ||
合計 | 計22校 | 計25校 | 計14校 | 計14校 | 計75校 |
しかし、1~4%には、掲載していない公立高校が他にもあると思われる。
未掲載校の恐れもあり、1~4%を含む合計の数値は比較に適さない。
- 進学エントリ校は、難進力%で2%以上?
- 「進学校」とは難進力2%以上?
- 「進学校」とは難進力1%以上?
- 「進学校」とは難進力0%以上?
- 0%以上なら、すべての高校が「進学校」となる。
- 実際、半分近くの高校は、大学などへの進学率が9割前後の進学率?
■進学校は立地に大きく左右されている(競合校)
神奈川エントリ校上位・中位・下位の違い
■上位:難進力% 6%~8% 神奈川県の周辺部に立地している。
- 多摩高:川崎北部の県境に立地(東京に隣接)川和(翠嵐)とのみ競合?
- 県相模原:北相の県境に立地。厚木とのみ競合?
- 横須賀:三浦半島の県境に立地。緑ヶ丘(翠嵐)とのみ競合?
- 小田原:西湘の県境に立地。平塚江南(湘南)とのみ競合?
- いずれも県境に立地し、独占的な後背地を保有している?
- そのため、高校入試合格者平均を大きく超える、高学力者が入学している?
- 緑ヶ丘:は特異なエントリ上位校
- 横浜南部に立地。柏陽・横須賀・光陵・・と競合校多い。
- エントリ校の中で、立地条件が最も厳しいにも拘らず、数値は最上位。
- ただし、立地の影響か早慶合格の割に難関国公立が少ない。
■中位:難進力% 4%~6% 神奈川県の中核地域に立地している。
- 光陵・金沢:横浜。多くの進学校と競合。柏陽(翠嵐・湘南)が近い
- 大和・希望丘:横浜・県央。他の進学校と競合。厚木(翠嵐・湘南)が近い
- 鎌倉・平江南:西湘中央部。他の進学校と競合。柏陽(湘南)が近い
- 横国際:横浜。英語に特化しており、早慶上が多く、国公立が少ない。
■下位:難進力% 2%~4% 神奈川県の中心部に立地している。
■まとめ 通学等の利便性が高い立地の進学高は、他の進学校との競合にさらされている
- 湘南・翠嵐・柏陽・厚木・川和の周辺の高校は、競合で高学力者が集まらない?
- 8%以上≒進学重点校の近くに立地している進学校が8%を超えることは難しい。
- 神奈川全体は、東京に次いで交通機関が発達している(東京への通学も容易)
- この点で、神奈川公立高校は、全体的に多くの進学高校との競合という不利な条件にさらされている。(都立高校に次いで競合校が多い)
- 中学区制の導入は、エントリ校の進学実績向上の即効薬となる
- しかし、公立高校全体の地盤沈下を再度招く恐れがある。