相関 五帝+早慶私医:難関大進学力% (一都三県 のべ約1000校)
私立中高一貫校にとって五帝や早慶への進学は重要ではないのか?
東大国医(東京一工)のみで評価するべきなのか?
五帝や早慶は、公立高校が優位になる指標なのか?
仮説 五帝+早慶私医は強い正の相関がある。
仮説 R²は0.6超となり、近似曲線の信頼性も高くなる。
仮説 私立高校にとっても、五帝は高学力生徒の多寡の有用な指標となる
難関大進学力32%超の公立高校が殆ど存在しない
難関大進学力32%未満での相関を調べ、公私比較を行う
難関大進学力16%未満での相関を調べ、公私比較を行う
結論
- 難進力32%未満での相関関係は、公私で概ね同程度。強い正の相関をしめす。
- 難関大進学力16%未満の場合、「五帝+早慶私医」は、公立高校と私立高校でほぼ同じように難関大進学力と強い正の相関で増減する。
- 五帝も、高学力生徒の多寡を示す有用な指標である
- R²は概ね0.6超で、近似曲線の信頼性も高くなった。
-
五帝と早慶私医は競合している?(五帝志向:早慶志向に分かれる)
「五帝や早慶が多くても…」という評価が可能なのは難進力32%以上のみ?(男子御三家クラス以上 東大10%超の高校)
■データに関して
各年度ごとに推計進学値を集計。(2022A高校、2021A高校は各々を分け2校として集計)
2016-2022で延べ約1000高校分のデータを集計
線形の近似曲線:点線
6次数の多項式近似曲線:曲線
東大国医100%未満(約1020校)早慶附属・MARCH附属以外は約900校
東大国医16%未満 (約960校)早慶附属・MARCH附属以外は約850校
東大国医*8%未満 (約890校)早慶附属・MARCH附属以外は約780校
■難進力32%未満 五帝+早慶私医(五帝医学部除く)
- 公私高校:相関係数0.80: y = 1.0780x + 5.2040 R² = 0.6398
- 公立高校:相関係数0.87: y = 1.1489x + 2.9158 R² = 0.7524
- 国私高校:相関係数0.72: y = 0.9045x + 8.9225 R² = 0.5123
- 相関関係は、公私で概ね同程度。
- 難進力5%程度以下は、私立の方が優位学校私立高校の方が校内の学力分布が上下に広い?)
- 強い正の相関 R²が0.6超
- 強い正の相関 R²が0.6超
- 強い正の相関 R²が0.6弱
■難進力16%未満 五帝+早慶私医(五帝医学部除く)
- 公私高校:相関係数0.83: y = 1.7901x + 0.1068 R² = 0.6814
- 公立高校:相関係数0.83: y = 1.7428x - 0.6311 R² = 0.6811
- 国私高校:相関係数0.78: y = 1.7901x + 0.1068 R² = 0.6814
- 相関関係は、公私でほぼ同じといえる。
- 難関大進学力16%未満の場合、「五帝+早慶私医」は、公立高校と私立高校でほぼ同じように難関大進学力と強い正の相関で増減する。
- 強い正の相関 R²が0.6超
- 強い正の相関 R²が0.6超
- 強い正の相関 R²が0.6超
■難進力16%以下では、国私立の方が優位??
傾きと切片が大きい?
難進力ごとの、五帝+早慶私医は以下のようになる。
難進力*1% 公立*1.1%:国私立*4.3%
難進力*2% 公立*2.9%:国私立*5.9%
難進力*4% 公立*6.3%:国私立*9.2%
難進力*6% 公立*9.8%:国私立12.5%
難進力*8% 公立13.3%:国私立15.7%
難進力10% 公立16.8%:国私立19.0%
難進力12% 公立16.8%:国私立19.0%
難進力14% 公立23.8%:国私立25.5%
難進力16% 公立27.3%:国私立28.8%