相関 指標の優劣 難関大進学力%と各大学進学率 (一都三県 のべ約1000校)
各高校の進学力を比較する指数として、より適切な数値は?
国医東大の進学率が、各高校の進学力を表している?
京一工の進学率が、各高校の進学力を表している?
五帝の進学率が、各高校の進学力を表している?
早慶私医の進学率が、各高校の進学力を表している?
・・・・
難関大進学力%と、各区分まで累積の相関関係を算出
各区分の進学率と、その区分までの累積進学率の相関を算出
例 五帝の相関は、五帝だけの進学率と五帝迄累積進学の相関係数
各区分までの2つの相関係数を比較して、より多くの区分で正の相関が強いのは?
■累積進学率推計との相関係数
国医東大迄 | 京一工迄 | 五帝迄 | 早慶私医迄 | 筑千横迄 | 上基理迄 | 他国公迄 | MARCH迄 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
東大率 | ②0.98 | ❶0.94 | ❶0.90 | ③0.61 | ②0.60 | ②0.58 | ②0.54 | ②0.38 |
各区分率 | ❶1.00 | ③0.77 | ③0.56 | ❶0.80 | ③0.37 | ③0.13 | ③0.00 | ③0.21 |
難関大進学力 | ③0.93 | ②0.93 | ❶0.90 | ②0.79 | ❶0.78 | ❶0.76 | ❶0.69 | ❶0.67 |
①②③:相関係数が大きい順
難関大進学力の、相関の正の相関は、すべて1位or2位
また2位や3位の場合も、1位と僅差
■相関係数の平均値
国医東大 ~早慶私医 |
五帝 ~筑千横 |
筑千横 ~MARCH |
全区分 平均 |
|
---|---|---|---|---|
東大率 | ②0.86 | ②0.70 | ②0.53 | ②0.69 |
各区分率 | ③0.78 | ③0.57 | ③0.18 | ③0.48 |
難関大進学力 | ❶0.89 | ❶0.82 | ❶0.72 | ❶0.81 |
- 難関国立や早慶区分:難関大進学力>東大率>各区分率(御三家以上~公立Top校の主な評価区分)
- 五帝~筑千横の区分:難関大進学力>東大率>各区分率(進学重点校などの主な評価区分)
- 筑千横~MARCH区分:難関大進学力>東大率>各区分率(エントリ校などの主な評価区分)
結論:
東大率は、国医東大迄・東京一工迄・五帝迄が「強い正の相関」
各区分は、国医東大迄・東京一工迄・早慶私医迄が「強い正の相関」
難関大進学力は、大半の区分までが「強い正の相関」
東京一工までが卒業生25%を安定して上回る御三家クラス以上の場合は、東大率などで学力比較可能。
ただし、それ以下の私立進学校や、公立進学重点校クラス以下は、東大率が高校内の「外れ値のみの集計」となりがちである
この「外れ値」の多寡で、早慶~筑千横~MARCHまでとの相関を図ることは適切ではない。(相関係数も小さくなっている)
神奈川公立進学校を評価する場合は、上記3つの指標でもっとも各高校の進学実態の相関が強いのは、難関大進学力