現浪の相関係数 (全国約200校 神奈川中心)2019-22

現浪データから、相関係数を算出します

浪人進学を各高校の進学実績としてどう評価すべきか判断材料とします。

 

kaimetu.hatenablog.com

 

 

 

現浪の速報投稿での課題

データが約50高校と少ない。

データを増やして改めて検証する必要がある?

 
現役進学率と浪人進学率の相関係数
■現浪相関係数(各区分内):n≒200校(附属のぞく)
4区分 相関関係 相関係数の強さ
国医+東京一工  0.85 強い正の相関
五帝芸大+早慶  0.53 正の相関
筑外横茶+上理  0.23 弱い正の相関
他国+MARCH  0.09 相関がない

 

■現浪相関係数(累積):n≒200校(附属のぞく)
4区分 相関関係 相関係数の強さ
国医+東京一工  0.85 強い正の相関
五帝芸大+早慶  0.73 強い正の相関
筑外横茶+上理  0.66 正の相関
他国+MARCH  0.36 弱い正の相関
  • 上記4区分の相関係数はそれぞれ異なる。
  • 上記4区分とも現浪の合格(入学数)を検討することが必要
  • 少なくとも、各高校にとって、中央値の大学区分までの情報は必要
  • 五帝+早慶以上で50%進学の高校は50校/200校ほど? 
  • 今回は、下位エントリ校やそれ以外の公立校も集計した。
  • 難関大進学率40%未満校もある。
  • データの幅も広くなった結果、現浪の正の相関は強くなった。

 

 

難関大進学力% 20%未満高校の相関係数

■現浪相関係数(各区分内):n≒150校(附属のぞく)
4区分 相関関係 相関係数の強さ
国医+東京一工  0.74 強い正の相関
五帝芸大+早慶  0.59 正の相関
筑外横茶+上理  0.35 弱い正の相関
他国+MARCH  0.12 相関がない

 

■現浪相関係数(累積):n≒150校(附属のぞく)
4区分 相関関係 相関係数の強さ
国医+東京一工  0.74 強い正の相関
五帝芸大+早慶  0.68 正の相関
筑外横茶+上理  0.63 正の相関
他国+MARCH  0.46 正の相関
  • 難進力%20%未満校だけの相関係数は、他国+MARCHなどで若干、正の相関が強くなった。
  • 公立TOP高校以外においても、浪人合格はプラスに評価すべき?

 

 

■現浪相関係数(各区分内):n≒50校 現役進学率と浪人進学率の相関係数
4区分 相関関係 相関係数の強さ
国医+東京一工  0.79 強い正の相関
五帝芸大+早慶  -0.13 相関がない(負の相関もない)
筑外横茶+上理  0.39 弱い正の相関
他国+MARCH  0.17 相関がない

※筑外横茶: 筑波・千葉・東京外・横国・お茶・神戸・広島

※他国MARCH: 他国公立:GMARCH 関関同立

 

■現浪相関係数(累積):n≒50校 現役進学率と浪人進学率の相関係数
4区分 相関関係 相関係数の強さ
国医+東京一工  0.79 強い正の相関
五帝芸大+早慶  0.26 弱い正の相関
筑外横茶+上理  0.17 相関がない
他国+MARCH  -0.58 ※負の相関
  • 今回の50校の大半は、現浪の難関大進学率が8~9割である。
  • そのため、難関大学の現浪率は、ほぼゼロサム関係になる
  • ゼロサムに近い関係が成立すると、相関係数は-1.00に近づく(相関の定義による)